「売り」と「買い」を同時に建てる。

例えば、KDDIの株式を「空売り」して、NTTの株式を「買い」ます。

上記の「売り」と「買い」を同時に建てたときの、価格の差(値ザヤ)が、その後どう動くかによって損益が変わってくるのです。

値ザヤが大きくなると思って仕掛けたとして、目論見通り、値ザヤが大きくなれば儲かる。
予想に反して、値ザヤが小さくなれば損をする。


KDDIとNTTの個別の株価がどうなるかは全く関係なくて、両社の株価の差(サヤ)がどう動くかだけが問題なのです。

このサヤが動く方向と動き方により、損益が変わってくるという非常にユニークな投資法なのです。

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サヤ取りのメリット

極端な話、上記の仕掛け(「KDDI売り」「NTT買い」)をした直後に、ブラックマンデーを超える未曾有の大暴落に見舞われたとしましょう。

たぶん、両社の株価はストップ安になって、数日値が付かない状態が続くかもしれません。


しかし、そんな危機的状況も、「サヤ取り」においては、全く何の影響もありません。
痛くも痒くもないのです。

それは、一体どうしてなのでしょうか?


KDDIとNTTは、同じ通信セクターの株式です。
個別の業績に左右される部分があるとしても、同じ業界なので、株価の動きはいつも本当にそっくりなのです。

そういう株式の一方(KDDI)を「空売り」し、もう一方(NTT)を「買って」いるのです。

両方、ストップ安になったら、KDDI株は大儲け、NTT株は大損となります。

具体的には、両社ともストップの値幅は10万円なので、プラス10万円とマイナス10万円が相殺されてプラスマイナスゼロになります。


だから、大暴落も恐くないのです。

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サヤ取りは難しい?

サヤ取りの歴史は長いです。300年以上の歴史があると言われます。

ユダヤ系英国財閥ロスチャイルド家や山種証券の創始者である山崎種二氏が巨万の富を築くために活用した資産運用法として有名です。

世界三大利殖のひとつとも言われます。
「サヤ取り」と「サヤすべり取り」と「オプションの売り」です。


いわゆる売りと買いの両建てで、同じ株数(枚数)を同時に建てて、同じ株数(枚数)を同時に手仕舞いします(決済します)。

そのときの損益は、「売り」と「買い」を同時に建てたときの、価格の差(値ザヤ)が、その後どう動くかによって変わってきます。

値ザヤが大きくなると思って仕掛けたとして、目論見通り、値ザヤが大きくなれば儲かる。予想に反して、値ザヤが小さくなれば損をする。


売った銘柄、買った銘柄の個別の価格がどうなるかは全く関係なくて、両銘柄の価格の差(サヤ)がどう動くかだけが問題なのです。


さて、サヤ取りが難しいかどうかの結論です。
ある程度難しいことは当たり前です。そんなに簡単なら誰でもすぐに儲かってしまいますからね。

しかし、サヤ取りより難しいことを皆さんは経験済みなんです。
中学校1年生レベルの数学と比べれば、サヤ取りのほうがよほど簡単なんです。

自分のお金、生活を賭けて行うので、投資というものを難しく感じているだけです。

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サヤの幅が狙いとは逆の方向に変化した場合、危険なのでは?

Q
サヤ取りの概念は知っていましたが、サヤの幅が狙いとは逆の方向に変化した場合、二重に損をしてしまって危険なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

A
サヤ取りにおいて、2つの銘柄で二重に損をすることはなく、片張りの損益を相殺するのです。
お互いに相殺し合った結果、収支がプラスになることもあれば、マイナスになることもあります。
もちろん、相殺された結果がプラスになる方向を狙って仕掛けることになります。

相場が全く逆に動く銘柄あるいは限月同士を組み合わせた場合は、二重に損する可能性が絶対ないとはいいませんが、普通そういう組合せは選ばないと思います。

そこで、相関係数を利用した取組み銘柄選びが重要になってきます。

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勝率を上げるのは通常取引同様に難しいのではないのでしょうか?

Q
勝率を上げるためには、サヤが収縮するか拡大するかを見極める必要があると思いますが、通常の買いあるいは 売りだけの取引と同様に難しいのではないのでしょうか?

A
片張りの場合には、相場が上がるも下がるも、その程度は予測がつきません。

これに対して、サヤ取りに適した銘柄間のサヤは、一定の価格のレンジを規則的に行ったり来たりしています。

株式の例えが分かりやすいと思いますが、KDDIとNTTのサヤは2万円〜20万円くらいの間の動きです。

このボックスの中で、ドテン(逆張り)を狙ったりせず、確実に動き出したトレンドに順張りで乗せていけば、成功率はかなり高いのです。

このトレンドはどんなに短くても数日程度、長ければ数週間以上続きます。
ボックスのちょうど中間では、どちらに動くかは読みにくいかもしれません。
もし分からなければ、仕掛けなければ良いのです。

勝てる確率が非常に高いときだけ取引する。それが勝率と絶対的収益を上げるコツです。

したがって、収益機会を増やすために、複数の銘柄ペアをリスティングしておく必要はあるでしょう。

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サヤの動きも株価と同様に予測が難しいのではないでしょうか?

Q
サヤの拡大・縮小も株価の上下と同じように予測が難しいのではないでしょうか?

A
サヤの値(日々の終値)は、例えば、1年間のデータを取ってみますと、平均値を中心に、ほぼ正規分布に近い形で分布することが分かっています。

もちろん、適格な2銘柄を選んだ場合です。
相関係数が高い銘柄同士でないとサヤ取りはできません。

正規分布を前提として、平均値からの乖離が一定水準を超えた後に、平均値に戻ってくるという性質を利用してサヤを取っていきます。

単独の株価は上がるも下がるも理論的な限界はありませんが、適格銘柄間で行うサヤ取りのサヤについては、一定の水準(BOX圏)を超えて片方向に際限なく行きっぱなしになるということはありません。

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「空売り」とは?

空売り」とは、あなたが現物の株式を持っていなくとも、証券会社から株を借りてきて、売りたいときに売れるという面白い制度です。

何のためにそんなことをするかというと・・・あなたは、ある株式がこの先、確実に値下がりすると読んでいるからです。

もし、あなたが現物の株式を持っていて、今後値下がり確実だと思えば、一刻も早く売りたいと思いますよね?

あなたは、その株式をうんと安いときに買っていて、今でも十分利益(「値洗い益(ねあらいえき)」といいます)が出ているのです。

今後株価が下がると利益が少なくなってしまうので、あわてて売却するのです。

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「現物買い」と「空売り」はどちらの成功率が高いか?

株式相場において・・・

(1)「現物買い」⇒「現物売り」という、ごく一般的にイメージされるパターン
(2)「空売り」⇒「現物買い戻し」という皆さんがあまりお馴染みでないパターン

いったいどちらのほうが成功する確率が高いと思われますか?


(2)のパターンはプロ好みなので、プロの成績が良いからという事情を差し引いても、実は圧倒的に(2)のパターンのほうが成功率が高いといわれています。

私のサヤ取りの先生である林輝太郎先生も、全くの株式投資の素人に(2)のやり方を教えて、(1)と(2)の両方やってみたときに、確実に(2)のほうが成績が良かったとおっしゃっています。

別に統計データがある訳ではありませんので、その点はご容赦いただきたいのですが、これは、空売りをやり慣れている人なら衆目の一致するところなのです。


「ある株価の値上がりを予想するよりも、値下がりを予想したほうが当たりやすい」
結論としては、それだけの話です。

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空売りをするためには・・・

1)信用口座を開設する。
2)貸借銘柄を確認する。

この2点が必須になります。


まず最初に、「貸借銘柄」とは、簡単に言えば「空売り」ができる銘柄のことです。
東証から発表される「貸借銘柄リスト」を銘柄選びのために活用します。


信用口座は、特にネット中心の証券会社なら、近年は非常に簡単に開設できるようになりました。

形式的な審査がありますが、「株式の取引自体全く初めて」という方でない限り大丈夫でしょう。

ただし、信用口座を開設するのは、「信用売り」=「空売り」をするために行う訳ですから、決して「信用買い」はしないでください。


サヤ取りは、「空売り」と「現物買い」を1セットにして行う投資手法です。

「信用売買」は3倍程度のレバレッジが利きますが、これを1倍として行うのが、上野式株式サヤ取りになります。

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「空売り」のまとめ

現物の株式を所有せずに、あるいは所有している場合であってもそれを用いないで、他人から借りてきた株券を用いて売却を行うことです。

近い将来に株価の下落を予想している場合において、現時点の株価で借りてきた株式を売却し、株価が下落した時点で買戻しを行って貸主に株券を返却します。

結果的に売却時点での価格と買戻し時点での価格の差し引き分が利益となります。


「空売り」には片張りで利益を狙うパターン、サヤ取りにおいて「現物買い」と対にして行うパターン、所有している現物の株式の株価下落リスクをヘッジするために行うパターンがあります。

会員の皆さんは、サヤ取りパターンだけを手がけるようにしましょう。

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