サヤの幅が狙いとは逆の方向に変化した場合、危険なのでは?
Q
サヤ取りの概念は知っていましたが、サヤの幅が狙いとは逆の方向に変化した場合、二重に損をしてしまって危険なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
A
サヤ取りにおいて、2つの銘柄で二重に損をすることはなく、片張りの損益を相殺するのです。
お互いに相殺し合った結果、収支がプラスになることもあれば、マイナスになることもあります。
もちろん、相殺された結果がプラスになる方向を狙って仕掛けることになります。
相場が全く逆に動く銘柄あるいは限月同士を組み合わせた場合は、二重に損する可能性が絶対ないとはいいませんが、普通そういう組合せは選ばないと思います。
そこで、相関係数を利用した取組み銘柄選びが重要になってきます。
勝率を上げるのは通常取引同様に難しいのではないのでしょうか?
Q
勝率を上げるためには、サヤが収縮するか拡大するかを見極める必要があると思いますが、通常の買いあるいは 売りだけの取引と同様に難しいのではないのでしょうか?
A
片張りの場合には、相場が上がるも下がるも、その程度は予測がつきません。
これに対して、サヤ取りに適した銘柄間のサヤは、一定の価格のレンジを規則的に行ったり来たりしています。
株式の例えが分かりやすいと思いますが、KDDIとNTTのサヤは2万円〜20万円くらいの間の動きです。
このボックスの中で、ドテン(逆張り)を狙ったりせず、確実に動き出したトレンドに順張りで乗せていけば、成功率はかなり高いのです。
このトレンドはどんなに短くても数日程度、長ければ数週間以上続きます。
ボックスのちょうど中間では、どちらに動くかは読みにくいかもしれません。
もし分からなければ、仕掛けなければ良いのです。
勝てる確率が非常に高いときだけ取引する。それが勝率と絶対的収益を上げるコツです。
したがって、収益機会を増やすために、複数の銘柄ペアをリスティングしておく必要はあるでしょう。
サヤの動きも株価と同様に予測が難しいのではないでしょうか?
Q
サヤの拡大・縮小も株価の上下と同じように予測が難しいのではないでしょうか?
A
サヤの値(日々の終値)は、例えば、1年間のデータを取ってみますと、平均値を中心に、ほぼ正規分布に近い形で分布することが分かっています。
もちろん、適格な2銘柄を選んだ場合です。
相関係数が高い銘柄同士でないとサヤ取りはできません。
正規分布を前提として、平均値からの乖離が一定水準を超えた後に、平均値に戻ってくるという性質を利用してサヤを取っていきます。
単独の株価は上がるも下がるも理論的な限界はありませんが、適格銘柄間で行うサヤ取りのサヤについては、一定の水準(BOX圏)を超えて片方向に際限なく行きっぱなしになるということはありません。




